ご挨拶

小野寺 康哲NTT都市開発プライベート投資法人
執行役員 小野寺 康哲

 投資主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 平素は、NTT都市開発プライベート投資法人に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 本投資法人はこの度、第17期(2024年7月期)の決算を無事に迎えることができました。当期末で運用開始から8年半が経過しましたが、これまで順調に運用成果を積み上げてくることができたのも、ひとえに投資主の皆様のご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。

 ここに本投資法人の第17期の運用の概況と決算につきましてご報告申し上げます。
 当期はスポンサーであるNTT都市開発より、神戸三宮のオフィスビルに加え、新たなアセットタイプとして東京目白の複合商業施設や京都東寺のホテルを合計150億円で取得するとともに、NTT西日本グループからも福岡博多のレジデンスや大阪弁天町の底地を合計52億円で取得し、合わせて202億円の外部成長を達成しました。これにより、当期のポートフォリオは、全国主要都市に立地する40物件(オフィス11物件、レジデンス 16物件、商業施設6物件、ホテル1物件、ヘルスケア施設4物件、インフラ施設1物件、その他1物件)、取得価格合計98,408百万円となり、中期目標としていた運用資産1,000億円に概ね到達することができました。
 また、既存物件においては、金利の上昇や物価・エネルギー価格の高騰による運営コストの増加というマイナス影響はあったものの、リーシング強化による高水準の稼働率の維持及びコスト削減の取組みを実施し、収益性の確保に努めました。
 その結果、対前期で増収増益の営業収益3,518百万円、営業利益1,574百万円、当期純利益1,363百万円を計上し、投資口1口当たりの分配金は予想を上回る26,319円となりました。

 今後も本投資法人は、スポンサーであるNTT都市開発をはじめとするNTTグループのサポートとノウハウを最大限活用し、着実な成長と長期的な安定運用を目指すとともに、「投資主志向の徹底」と「誠実で堅実な事業運営」に努めてまいります。

 投資主の皆様におかれましては、引き続き変わらぬご支援、ご理解を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。